出張マッサージ 体験談

 その日は朝から何もする気にはなれませんでした。せっかくの休日にも関わらず予定も何もありませんでした。そんな日は家でゴロゴロテレビを見ているぐらいしかありません。読みかけの本すら読む気にはなれませんでした。しかし、そんな時間の使い方しかできないということは、これが自分のしたいことなんだと心の何処かで自分を納得させる理由を探していたような気がします。いや、そう思うしか自分を保つ方法がなかったのかもしれません。休日に何もやることがない。それではなんの為に働いているのか。なんの為に生きているのか、私はそういう現実に直面するのが嫌だっただけかもしれません。
 毎日何時間も働いてクタクタでした。そのことに疑問すら抱くことができませんでした。体も心もくたびれていたのです。
 その時、せめて体だけは癒そうとマッサージにいきたくなりました。しかし家を出るのが面倒だったのでマッサージを家に呼びました。
 来てくれたのは可愛らしい女性でした。彼女が帰ったあと私は体の軽さを感じることができました。少し疲れていたのかなと何故かその時自然に笑みがこぼれました。

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